あらかじめ駄作と知れ渡っていたこともあり、先週末の全米公開で案の定、不発で即死した「アロハ」ですが、ハワイ人…ということは、つまり、ポリネシア系の血と、さらに中国系の血も混じった女性という設定だけに、外見としてはアジア人に近く見えるはずのヒロインを、明らかに白人のエマが演じたことについて…、
世間から批判の声があがってしまったことに対し、キャメロン・クロウ監督が自らの公式サイトに、不快に思った人たちに向け、謝罪文を掲載したことが話題になっているエマ・ストーンです…!!、ただし、キャメロン・クロウ監督によれば、エマが演じたアリソンのモデルになった実在の赤毛の女性もまた、外見と自分のルーツとが一致していなかったそうですから、その役をエマが演じたことは、必ずしも間違いとは言えないようです。
また、映画の出来栄えが、あらかじめ駄作と知れ渡ったのは、昨2014年に製作・配給のソニピを襲ったハッキング事件で、重役のメールが流出し、「アロハ」をひどい失敗作と見なした手厳しいコメントが公けになってしまったからですが、キャメロン・クロウ監督は、その出来事によって、そもそも映画が誤解されることになってしまった…といった風に謝罪文を書き出しています。しかし、現に映画を観たジャーナリストや、観客の多くが、ひとりよがりの退屈な映画…と落胆してしまったのは、もう憶測でなく、事実だけに、今さら、ハッキング事件を持ち出すのは、ちょっと疑問のように思えなくもありませんね。いずれにしろ、キャメロン・クロウ監督は、悪いのはエマではなくて、自分…と仰ってるので、これから映画を観て、ガッカリした方は、自分の作った映画について、謝罪文を公開してしまうような監督の方を責めてください…!!