「暗殺の森」(1970年)や、「ザ・ラスト・エンペラー」(1987年)などでも知られるイタリア映画界の巨匠のベルナルド・ベルトルッチ監督が、「ラストタンゴ・イン・パリ」で生々しいシーンを撮影したいがために、主役の故マーロン・ブランドとグルになって、主演女優のマリア・シュナイダーを現実に強姦し、それをカメラにおさめて公開した…と、つまり、
問題のシーンでのマリア・シュナイダーは女優として演技したのではなくて、単に男性に力ずくで犯されている悲惨な20歳の若い女性だったという映画史に残る性犯罪の事実を知らなかったキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンズが、Collider の編集長のスティーヴ・フロスティーとアナ・ケンドリックとの Twitter 上での会話で怒って、胸を痛め、ベルナルド・ベルトルッチ監督とマーロン・ブランドは刑務所に入るべきだ!!と発言したことが話題になっています。
映画ファンにとって、あまり気分のよい話ではありませんが、アナ・ケンドリックが、この事件はもっと大きく採りあげられるべきだった…と言っているので、彼女の気持ちを思うと、こうして記録しておかないとスッキリしないので、お伝えしておきます。強姦の実行犯のマーロン・ブランドは故人ですが、首謀者のベルナルド・ベルトルッチ監督は存命なので、あらためて裁かれるべきかもしれませんし、映画製作を理由にして性犯罪におよんだ両者に対しては再評価がされてよいのかもしれません。また、ハタチの女性の人格と人生を壊した「ラストタンゴ・イン・パリ」は上映も販売もしてはいけないのでは…?!
いずれにしても、アベンジャーズのキャプテン・アメリカとして、現在のアメリカの良心を司っているようなクリス・エヴァンズがダメなことは絶対にダメ!!と発言してくれたことは、よかったと思われます。