ぼくビリーは、これから観る方の期待を高めたい暗示だけで、ネタバレを具体的に書いたりはしないので、大丈夫ですが…、
2013年に発表した監督デビュー作のロード・ムービーのコメディ「ファラ・ゴーズ・バン」が高い評価を博したのち、多数の人気テレビシリーズのエピソードを手がけてきたインド出身の女性のミーラ・メノン監督を起用した第2話「クラッシュド」は…、
おばあちゃんが送りつけてきた荷物の中にあったバングル=パキスタンの女性の装飾品のブレスレットを、カマラがコスプレのネタとして、自分の手首にはめるや否や、不思議な光のパワーを発揮することに…!!という先週の第1話の物語の始まりに続けて…、
相棒のブルーノ(マット・リンツ)と一緒に、光のパワーを自在にあやつり自分のものにしようと努力するカマラの前に、イケメンのカムラン(リシュ・シャー)が現われ、フツーの16歳の少女として、ときめいてしまう青春ロマコメ展開の一方…、
Ms. Marvel Episode 2 Sneak Peek - 'The Bangle'
バングルの謎を追うカマラが、おばあちゃんやお母さんに由来を尋ねても、まるで忌み嫌うかのように教えてもらえないことから困惑するのですが…、
兄のアミル(サガール・シェイカ)の婚約者タイーシャ(トラヴィナ・スプリンガー)のために、お父さんのユスフ(モハン・カプール)が…、
英領インドから分離独立したパキスタンの建国の経緯そのものが、実は家族の歴史と重なって、カーン家に影を落としていた過去の逸話を語るのをはじめ…、
イスラム教徒でない人には馴染みの薄い寺院のモスクや、イスラム教の祝祭のイード・アル=アドハーを舞台にして、物語が進められることで…、
この「ミズ・マーベル」が単に見かけどおりのヒーローものや、愉快な青春ロマコメの枠にとどまらず、主人公カマラのルーツである南アジアのパキスタンのカルチャーを掘り下げて、異文化と歴史の理解に役立つ大河ドラマ的な深い側面をも明らかにしながら…、
そうしたカマラと家族の物語の本筋から脱線しない程度に、周囲の登場人物の前述のブルーノや、社会的意識の高いナキア(ヤスミン・フレッチャー)と、SNS での人気取りに一生懸命の目立ちたがりの “ 嫌な女 ” のゾーイ(ローレル・マースデン)たちの物語の進展もインサートされて、盛りだくさんなのに混乱せず、とても観やすく仕上げられています!!
終盤の展開については、ネタバレになってしまうのと、次回からのエピソードを楽しむためには「あれこれ事前に知りすぎない」ことが大事ですから、いまは特に説明しないので、あぁ、やっぱり、マーベルのコミックヒーローの始まりの物語だ…!!
© The Guardian. All Rights Reserved.
…と、ワクワクしてほしいのですが、どうして、この「ミズ・マーベル」こそが、この夏のディズニー・マーベルの勝負作であり、始まりの物語としては、シネマティック・ユニバース史上の最高傑作のひとつになりそうだ…!!と期待される理由の志しの高さが、徐々にわかってきたかもしれませんね…!!
Captain Marvel
celeb
Disney+
Iman Vellani
Laurel Marsden
Marvel
Matt Lintz
Mohan Kapur
Ms.Marvel
News
Rish Shah
Saagar Shaikh
Yasmeen Fletcher
Zenobia Shroff